自然あそび(植物を育てよう)

 

 

 ちょっと難しい話。保育における、自然環境の位置づけ。生き物の中で、人間は言葉を話しますが、植物や動物は言葉を話しません。このような生き物を相手にするには、相当の観察力・忍耐力が必要とされます。植物や小動物を育てることは、言葉にならない大切なことを気づかせてくれます。(赤ちゃんもそうですね。)

 

 植物は大きくなるまでに少なくとも1〜3ヶ月はかかります。ものによっては、1〜2年かかるものもあります。ですから、先を見通して、計画的に適切な時期に適切な世話をしなければなりません。植物は比較的短い、ある一定期間を通して、こども達(大人にだって!)に大きくなることや、先を見通して計画的に活動することの大切さを教えてくれます。(お勉強だって、お金の使い方だって同じです。何事も計画的に・・・ですよね。)

 

 植物には、気温や湿度、日照時間、雨量などいろいろな要素によって、育つのに適した季節が必ずあります。年間を通じて植物とふれあっていくことは、日本の四季を知り、その季節のあそび・植物・食べ物・伝統行事などに触れていく、とても良いきっかけになります。そして何よりも、科学(science)的にものを考える基礎ができあがります。