自然あそび(虫・小動物・いろいろな生き物)

 

 このコーナーは、自然と「楽しく」触れ合うことを目的に虫や小動物の飼い方や捕まえ方、特徴などを書いていきます。「虫は気持ち悪い・・・」なんて思っている人はいませんか?虫の生態は、今やいろいろな分野で研究・応用・実用化されています。虫は人にとって大変有用な生き物なんです。

 

 なんと言っても「虫」を好きになると、こどもたちは何をやりだすか?<収集と分類>をやりだします。これ、あそびの基本です。(大人になったって「男の子」は大好きです!)はじめは「集める」楽しさを覚えて、闇雲に集めて虫が死んでしまうだけだったのが、その後「調べて、似ている仲間でわける」ことも覚えるのです。これ、こどもにとっては単なる「あそび」ですが、見方を変えると・・・「総合学習」と、いっていい代物になります。

 

 小さなこどもが虫を捕まえるためには、まず「虫」の居場所を見つけ(大まかな観察)、つぶれてしまわないように優しくつまんだり、かまれないように背中を持ったりして(手の運動・感覚、目の供応動作)、さらに「虫」の名前や飼い方を調べるためには文字が読めないと図鑑が見られません(文字への興味・科学的なものの見方)。本が読めるようになると、同じものと違うものを見分けることをするようになります(細かな観察・分類)。<観察>がうまくできるようになれば、当たり前ですが他人より絵を細かく正確に描写できるようになりますから、「お絵かき」への興味がわいてきます(絵画・造形)。<分類>することの大切さは言うまでもありません(整理・整頓)。整理・整頓は日常の生活においても大切ですが、なにより自分の知識や記憶を整理・整頓できる人は頭のいい人だと言われています。有名な大学の先生やお医者さん、漫画家さんなどに「虫」が好きな人がかなりの割合でいらっしゃるのは、小さいときの「虫」体験が無関係とは言い切れない証拠でしょう。

 

 さあ、そんな「虫」の世界へいざ出発!こどもと一緒に、楽しんで(怖がらないで・・・)生き物と触れ合ってみよう!