てんとう虫

 

 

 さて、このけやきの木に付いているこの黄色い卵は何でしょう?まぁ、タイトルを見たらわかってしまいますね・・・(笑)。そうです、「てんとう虫の卵」です。ナミテントウという黒いてんとう虫の卵です。卵は、まとめて数十個産みます。しかも、きれいに並べて産むので産むところに出くわすと、生クリームをケーキにちょんちょんと絞るみたいで、とっても面白いですよ。

 

 

 

 

 クモの巣越しの・・・、黒い「ナミテントウ」。まるちゃん、本当に写真撮るの下手くそだな・・・(泣)。ごめんね、見にくいですね。

 

 これは、とっても小さい産まれたばかりの幼虫。なかなか、幼虫を見たことがない人が多い「てんとう虫」です。初めて見る・・・、なんて人もいるのかな?「変な虫」って退治しないでくださいね。幼虫は羽がないので、飛べません。

 

 で、「てんとう虫」は甲虫です。つまり、変態するんです!!(変態仮面の変態ではない・・・。幼虫から成虫になるときに、姿が変わるのです。カブトムシだって、幼虫の姿と成虫の姿が違うでしょう!!)

 

 

 結構、大きくなった幼虫。(この葉っぱは、まるちゃんの勤めている保育園の畑で育てているイチゴだ!)これはかなり丸みを帯びてきたので、もうちょっとで成虫になります。よく見ると背中に、黄色というかオレンジ色の模様がついて格好いいです。若いヤツは、こんなに黒くなくてグレー色に模様が付いてます。

 

 

 「何これ?きもーい!!」と、こどもたちから大不評なのがカラスエンドウにくっつく「アブラムシ・・・」。しかも大量発生中の写真!!(まるちゃんがカメラを持って、珍しくなかなかいいのが撮れた。キモい?)

 

 これを食べてくれるのが「てんとう虫!」葉っぱをもりもり食べてしまう「アブラムシ」を退治してくれるのです。(「アブラムシ」などを害虫というのに対して、「てんとう虫」が益虫といわれるゆえんですね。)

 

 無農薬化をするときに、必要とされる人間の利益になる虫(なんて偉いんだ!)。ただし、葉っぱを食べてしまう種類(つまり、害虫)の「てんとう虫」もいるので全部が益虫ではない。ちなみに、「ナミテントウ」と「ナナホシテントウ」は益虫。

 

 

 おひさまに向かって行く習性があるので、お天道様の虫「てんとう虫」と言われているそうです。こっちの写真の「てんとう虫」は「ナナホシテントウ」といいます。(この写真も、見にくくてごめんなさい・・・。)

 

 捕まりそうになると、死んだふりをします。(手のひらに載せて2〜3分すると、動き出すのでやってみてください、面白いですよ。)こどもたちは「おしっこ」といいますが、外敵から身を守るために足の関節から臭い黄色い汁を出します。

 

 さあ、ダンゴムシに続いて、比較的可愛い方の「虫」シリーズです。多分、他の「虫」よりは、取っつきやすいはずです!。身近な公園や畑、川の周りの堤防など、「けやきの木」「こならの木」や「カラスエンドウ」を探してみてください。春先には特に楽しく、こどもとお散歩ができますよ。